げんじものがたり源氏物語
- 物語
概要
【作者】
紫式部。
【成立年】
成立年代は未詳だが、『紫式部日記』によれば、寛弘5年(1008)にはその一部が流布していたことがわかる。全五十四帖の完成はもう少し後であろう。
【備考】
女性によって書かれた空前絶後の長編物語。今や世界の遺産として高く評価されている。
兵庫県との関係
須磨の巻・明石の巻に主人公光源氏の須磨引退と明石の君との出会いを述べ、「須磨」「こりずまの浦」「明石」「明石の浦」「淡路島」などをよむ。また玉鬘の巻に「ひびきの灘」、末摘花の巻・花の宴の巻・横笛の巻に「入佐の山」、松風の巻に「淡路島」とあり。
もっとくわしく知るために
『源氏物語大成』 中央公論社 池田亀鑑
テキスト
新編日本古典文学全集 小学館
新潮日本古典集成 新潮社
新日本古典文学大系 岩波書店