源氏物語
- 巻号:若紫巻
- 作者:紫式部
内容
また西国のおもしろき浦々、磯のうへを言ひつづくるもありて、よろづに紛らはしきこゆ。「近き所には、播磨の明石の浦こそなほことにはべれ。何のいたり深き隈(くま)はなけれど、ただ海のおもてを見わたしたるほどなん、あやしく他所に似ず、ゆほびかなる所にはべる。かの国の前の守、新発意(しぼち)のむすめかしづきたる家、いといたしかし。
場所
明石の浦 (あかしのうら)
現在地
兵庫県明石市
常設展示
また西国のおもしろき浦々、磯のうへを言ひつづくるもありて、よろづに紛らはしきこゆ。「近き所には、播磨の明石の浦こそなほことにはべれ。何のいたり深き隈(くま)はなけれど、ただ海のおもてを見わたしたるほどなん、あやしく他所に似ず、ゆほびかなる所にはべる。かの国の前の守、新発意(しぼち)のむすめかしづきたる家、いといたしかし。
明石の浦 (あかしのうら)
兵庫県明石市