しゅういしゅう拾遺集 (正式には「拾遺和歌集」)
- 勅撰和歌集
概要
【作者】
花山院の親撰か。
【成立年】
寛弘元年(1004)頃か。
【備考】
長徳3年(997)に成立した十巻の『拾遺集』を倍増させて成立した。
兵庫県との関係
冬に「昆陽(こや)」「高砂の松」、神楽歌に「猪名の伏原(いなのふしはら)」、物名に「印南野(いなみの)」、別にも「印南野」、恋一・恋五に「長州(ながす)」「長州の浜(ながすのはま)」、恋四に「生田の池」「播磨潟」「明石」、恋五に「高砂」、雑上に「須磨」「明石」「明石の浦の松原」「高砂の松」、雑秋に「須磨の海人(あま)」、雑賀に「高砂の尾上」、雑恋に「高砂の松」をよんだ歌あり。
もっとくわしく知るために
『古今和歌集以後』 笠間書院 片桐洋一
テキスト
新日本古典文学大系 岩波書店
拾遺和歌集の研究 本文篇・伝本研究篇 大学堂書店