かだい可大
- 文化4~文久2
- ジャンル: 俳人
- 出身:陸奥
PROFILE
【兵庫県との関係・略歴】
別号に夢庵・梅花老人などがある。俳諧ははじめ卓池に学び、のちに梅室の門となる。梧庵から栗の本を継ぎ、加古川の栗本庵(幽松庵)に住む。武庫の時雨庵や須磨の月見庵にも住んだ。旅を好み、『よしのかご』『こしひさご』など、旅の記念集を出している。可大を通じて栗の本社中に、次第に梅室の影響が及ぶようになる。武庫に滞在の際には、糠人(ぬかんど)・曲阜(きょくふ)などの伊丹俳人と多く唱和した。栗本庵で没し、一世青蘿(せいら)・二世玉屑(ぎょくせつ)と同じ加古川の光念寺に葬られ、句碑が残っている。
――とけるより水も跡なき氷かな――(句碑)
- 逝去地
- 加古川
- 兵庫県との関係
- 居住 加古川
代表作品
作品名 | 刊行年 | 版元 | 備考 |
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よしのかご(俳諧撰集) | |||
あすのほうぐ(俳諧年賀集) | |||
いほこもり(梧庵大祥忌追善集) | |||
やまなかしう(俳諧撰集) | 収録:『芭蕉一代集』(日本俳書大系 1) |
文学碑
場所 | 碑文 |
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加古川市加古川町光念寺 | とけるより水もあとなき氷哉 可大居士 |