ふじわら せいか藤原 惺窩
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永禄4~元和5
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ジャンル:
儒学者
- 出身:播磨国細河(現・三木市細川町)
PROFILE
【兵庫県との関係】
播磨国細河(現在の三木市細川町)出身。
【略歴】
惺窩は冷泉為純の第三子。その出生の細川荘は、藤原定家の跡を継いだ為家の死後、長男である為氏と異腹の阿仏尼の子である為相との間で訴訟にまで発展した土地。結局、この土地は為相の手に帰し、冷泉家のものとなるが、のちに冷泉家の分家である下冷泉家の所領となる。日本儒学の開祖ともされる藤原惺窩は、この下冷泉家出身であって、細川で生まれる。惺窩が18歳の時に、父の為純が土豪に攻められ敗死し、惺窩は叔父を頼って京都の相国寺に住み、禅の修行ともに儒学を志すようになる。後に渡明を志すが、果たせず、折しも朝鮮から捕虜として連行されていた姜?(カンハン)と歴史的な対面を果たし、朱子学を学ぶ。後に、林羅山と対面、師弟の縁を結ぶに至る。その交遊は、単なる儒学にとどまらず、漢詩文や和歌の世界においても豊かである。墓は、相国寺にある。
- 兵庫県との関係
- 生誕 播磨国細河(現・三木市細川町)
- もっと詳しく知るために
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藤原惺窩集 1978 昭和53年 思文閣出版
藤原惺窩・林羅山(日本思想大系) 石田一良・金谷治/校注 1975 昭和50年 岩波書店
代表作品
作品名 | 刊行年 | 版元 | 備考 |
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寸鉄録(儒書) | 1628 | | 収録:『藤原惺窩集(上)』『日本思想体系「藤原惺窩・林羅山」』 |
惺窩先生倭歌集(歌文集) | 1643 | | 収録:『続々群書類従14』『藤原惺窩集(上)』 |
惺窩先生文集(漢詩文) | 1651 | | 収録:『続々群書類従13』『藤原惺窩集(上)』 |
文学碑
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