1950年代から60年代、日本では前衛美術の領域で多くの女性作家が登場し注目を集めました。しかし豪快で力強い「アクション・ペインティング」の隆盛に伴い、批評の対象から外れてゆきます。本展では、彼女たちのアクションへの対抗意識を「アンチ・アクション」としてとらえ直し、作家それぞれの応答と挑戦の軌跡をたどります。
当館は開館以来、県立の美術館として、兵庫で生れた作家、在住した作家、そして兵庫にゆかりある作家の作品を収集し、この地で育まれた美術を追いかけてきました。なんといっても大きな兵庫。美術のあらゆるジャンルに傑出した才能、多様な表現を見出すことができます。ここでは、いくつかのトピックによってそれらを紹介します。
会場:兵庫県立美術館 ギャラリー棟3Fギャラリー 美術作品の制作活動に日々励んでいる方々の発表の場として続いてきた公募展、県展。 今年度から秋開催となり、展示会場も県立美術館に変わります。その機会に新しく愛称も決定。Hyogo のArt、「H/ART」という愛称とともに、今年度も開催いたします。
1920年代以降、多くの建築家が機能的で快適な新しい住まいを探求しました。 その実験的なビジョンと革新的なアイデアは、やがて日常へと波及し、人々の暮らしを大きく変えていきました。本展覧会では、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダン・ハウスを特徴づける7つの観点に着目し、傑作といわれる世界各地の住宅を、写真や図面、スケッチ、模型、家具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィック、映像などを通じて多角的に検証します。
手で触れて作品を鑑賞するアニュアル企画。1989年以降、35回目となる本展では、凹凸が反転した独自のレリーフ作品で注目を集める作家、中谷ミチコ(1981年東京都生まれ)を迎えます。
20世紀前半の激動の時代、海外で成功と挫折を経験した二人の日本人画家、藤田嗣治(1886-1968)と国吉康雄(1889-1953)の展覧会を開催します。それぞれフランスとアメリカに渡った二人は、その地で画家としての地位を確立しました。パリとニューヨークで交流したことも知られていますが、太平洋戦争で大きくその立場が隔たることとなった二人の作品を画期となる時代ごとに展示します。
EXPO2025大阪・関西万博、瀬戸内国際芸術祭2025に合わせ、また「瀬戸芸美術館連携」プロジェクトの一環として、所蔵品から選りすぐりの名品、昨年度にはおめみえしていない重要作品を展示します。
日本の近代写真史上大きな功績を残した写真家、中山岩太(1895-1949)に焦点をあてます。中山は福岡柳川に生まれ、東京美術学校で学んだのち渡米、NYにスタジオを構え、パリでも活躍した後1927年に帰国、その後は芦屋に住み新興写真運動を牽引しました。 生誕130年を記念し、彼の仕事の全貌を3期に分けて紹介します。
会場:ギャラリー棟1階アトリエ1 観覧無料
第16回目となる「チャンネル」では、リトグラフ作家として活躍する松元悠(1993年京都府生まれ)の版画を展示します。実際に起こった事件を作家が咀嚼しながら生み出された、様々な事実が交錯する作品世界をぜひご覧下さい。