ごふかくさいんのにじょう後深草院二条
- 正嘉二年~未詳 (1258~)
PROFILE
【略歴】
久我雅忠の娘。後深草院後宮に出仕し、愛憎の体験を『とはずがたり』五巻に記す。文永八年(1271)、作者一四歳から嘉元四年(1306)、四九歳までの自伝的日記であり、巻四・五はまた、長野の善光寺、西の厳島、足摺岬への紀行文としても秀逸。
【関係】
厳島への旅の中、須磨明石を通過し、古典作品を思い浮かべながら紀行文『とはずがたり』に記す。
- もっと詳しく知るために
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原典講読セミナー 2 『とはずがたり』のなかの中世 ある尼僧の自叙伝 松村雄二 臨川書店
女西行 とはずがたりの世界 松本寧至 勉誠出版
中公文庫 マンガ日本の古典 13 とはずがたり いがらしゆみこ 中央公論新社