にじょういんのさぬき二条院讃岐
- 永治元年頃~建保五年頃
PROFILE
【略歴】
源頼政娘。母は源斉頼の孫娘。初め二条天皇に出仕。崩後、藤原重頼の妻となり二男一女を生んだらしい。建久年間に後鳥羽院中宮任子(宜秋門院)に出仕するが間もなく辞し出家。二条院内裏の歌会で活躍。後年、後鳥羽院歌壇に、最晩年には順徳院歌壇にも名を連ねる。『別雷社歌合』、『正治初度百首』、『千五百番歌合』、建保四年(1216)『内裏百番歌合』などの作者。家集『二条院讃岐集』。千載集初出。
【関係】
続後撰集402に『千五百番歌合』で詠じた「灘のしほやき」の詠が載る。
- もっと詳しく知るために
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二条院ノ讃岐 杉本苑子 中公文庫
二条院讃岐とその周辺 森本元子 笠間書院
冷泉家時雨亭叢書 第26巻 二条院讃岐集. 井上宗雄・久保田淳解題 朝日新聞社