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兵庫ゆかりの作家

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じゃくしん寂身

  • 建久二年頃か~建長三年頃か

PROFILE

【略歴】
藤原。生没年は未詳ながら家集作品より推定される。父は能盛(能蓮法師)。重代の院近習武士で、周防守、右衛門尉に至る。建保六年、二八歳頃にはすでに出家。洛外に庵を結び、建保六年(1218)の「文集百首」から都の歌会にも参加している。筑紫・伊勢・尾張・東国の諸所に旅をし、晩年は東国に居住し、関東歌壇の私撰集にも入集している。私撰集撰玉集(散佚)を撰し、新勅撰集以下に六首入集している。家集『寂身集』。

【関係】
寛喜二年(1230)百首「浦春雨」題に、播磨の「日笠の浦」を詠む(家集164)。

もっと詳しく知るために
連歌と中世文芸 「周辺領域 能蓮と寂身について」 金子金治郎博士古稀記念論集編集委員会編 (黒川昌享) 角川書店
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