むらさきしきぶ紫式部
- 天禄元年・天延元年等の説あり。~寛仁三年・長和三年・同四年頃説あり。
PROFILE
【略歴】
父は越前守藤原為時。母は藤原為信の娘。堤中納言兼輔は曾祖父。藤原宣孝の妻。大弐三位の母。夫没後、『源氏物語』を執筆しはじめ、一条天皇中宮彰子に仕える。『紫式部日記』を著す。家集『紫式部集』。後拾遺集初出。
【関係】
『源氏物語』の中に、須磨・明石を描写し、作中人物に「響きの灘」「淡路島」「いるさの山」を詠みこんだ和歌を詠ませる。
- もっと詳しく知るために
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紫式部 清水好子 岩波新書
紫式部日記 宮崎莊平全訳註 講談社学術文庫
人物叢書 新装版 紫式部 今井源衛 吉川弘文館
日本の作家 12 紫式部 源氏の作者 稲賀敬二 新典社
日本の作家100人 紫式部 人と文学 後藤幸良 勉誠出版
文学碑
場所 | 碑文 |
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明石市上ノ丸2上ノ丸ヒマラヤ公園 | たをやめの袖にまがへる藤の花 見る人からや色もまさらむ |
明石市上ノ丸市立文化博物館 | ゆほびか |
明石市魚住町鴨池錦が丘西公園 | 月のすむ河のをちなる里なれば かつらの影はのどけかるらむ |
明石市大久保町西島西島ツバキ公園 | 見し人もなき山里のいはがきに こころながくも這(は)えるくずかな |
明石市大観町明石川左岸線緑地 | 明けぬ夜にやがてまどへる心には いづれを夢とわきて語らむ |
明石市大観町明石川左岸線緑地 | むつことを語りあはせむ人もがな うき世の夢もなかばさむやと |
明石市荷山町明高前公園 | いつとなく大宮人のこひしきに 桜かざしし今日も来にけり |
明石市藤江藤江カイヅカ公園 | こころありて風のにほはす園のうめに 先づうぐひすのとはずやあるべき |