ぎょくせつ玉屑
- 宝暦2~文政9
- ジャンル: 俳人
- 出身:熊本
PROFILE
【兵庫県との関係・略歴】
栗本氏。別号、無夜庵(むやあん)。僧名、観応。淡路国普済寺・播磨国米田村神宮寺・加古川光念寺・筑紫国栄福寺などの住職を歴任。俳諧は青蘿(せいら)に師事し、青蘿の没後、栗の本を継承。淡路から栗本庵のある加古川に移住。師の芭蕉顕彰を引き継ぎ、各地に芭蕉句碑を建立、記念の集を編む。また、青蘿に引き続き二条家俳諧宗匠も務めた。寛政12年(1800)刊行の『あづまがひ』は寛政6~7年の行脚を基にした紀行集で、芭蕉の足跡はもとより、名所旧跡・伝説逸話を綴ったものである。加古川で没し、加古川光念寺に葬られた。
――あふぎたてむ青葉若葉の風までも――(『うらあふぎ』)
- 逝去地
- 加古川
- 兵庫県との関係
- 居住 加古川
- もっと詳しく知るために
- 加古川地方の文芸と教育(『加古川市史』第2巻) 富田志津子 1994 平成6年
代表作品
作品名 | 刊行年 | 版元 | 備考 |
---|---|---|---|
うらあふぎ(俳諧撰集) | 1789 | ||
水の月(俳諧追善集) | 1791 | 収録:『蕉門珍書百種 別巻』 | |
道の燈かげ(俳諧追善集) | 1793 | ||
散波南(俳諧追善集) | 1795 | ||
青蘿発句集(俳諧句集) | 1797 | 収録:『蕉門珍書百種 別巻』 | |
あづまがひ(俳諧紀行) | 1800 | ||
三仏会(俳諧追善集) | 1811 | ||
島津鳥(俳諧撰集) | 1815 |