ふじわらのみちとし藤原通俊
- 永承二年~承徳三年
PROFILE
【略歴】
父は大宰大弐経平。実母は高階成順の娘(伊勢大輔の女)。藤原家業の娘で経平正室の猶子となった。通宗は兄。従二位権中納言兼治部卿。白河院の近臣。後拾遺集撰者となったことについては論議を呼んだ。『殿上歌合』承暦『内裏歌合』など多数の歌合に出詠、『故若狭守通宗朝臣女子達歌合』では判者を務めた。著作『通俊卿記』『叙位除目私記』『除目抄』『通俊抄』『通俊次第』『幄中抄』などがあったらしいが散佚。後拾遺集初出。
【関係】
『郁芳門院根合』に「須磨の浦人」を詠み、詞花集68に入集する。