さいぎょうほうし西行法師
- 元永元年~文治6年
PROFILE
【略歴】
俗名佐藤義清。左衛門尉康清の子男。母は監物源清経娘。鳥羽院北面武士として仕え左兵衛尉に至る。保延6年(1140)23歳で出家。高野・吉野・伊勢等に結庵、諸国を巡り、修行・作歌につとめる。家集『山家集』『聞書集』『残集』『西行法師家集』『山家心中集』。『御裳濯河歌合』『宮河歌合』の自歌合がある。『西行上人談抄』は弟子蓮阿による西行説の聞書。詞花集に「読人しらず」として初出。
【関係】
『山家集』などに「淡路島」「夢野」「飾磨の市」「鳴尾」などを詠む。
- もっと詳しく知るために
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王朝の歌人 8 西行 花の下にて春死なん 有吉保 集英社
人物叢書 新装版 西行 目崎徳衛 吉川弘文館
西行全集 久保田淳編 貴重本刊行会
日本の作家 16 西行 草庵と旅路に歌う 久保田淳 新典社
文学碑
場所 | 碑文 |
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伊丹市昆陽4丁目東天神社境内 | つのくにのあしのまろやのさびしさは ふゆこそわきてとふべかりけれ |
伊丹市昆陽池3丁目昆陽池公園内昆陽センター北 | 西行法師 冴る夜はよそのそらにぞ鴛鴦も鳴く 凍りにけりな昆陽の池水 |
高砂市曽根町曽根天満宮(玉垣) | 冴えわたる浦春いかに寒からむ 千鳥むれゐるゆふ崎の浦 |
南あわじ市南淡町阿万吹上青年の家 | 小鯛ひく網のうけ縄よりくめり うきしわさある潮崎の浦 |
新温泉町諸寄為世永神社 | 西行法師 見わたせば沖にきぬまき千年松 なみ諸寄の雪のしら濱 |