だいにのさんみ大弐三位
- 長保元年頃~永保2年頃か
PROFILE
【略歴】
本名、藤原賢子。藤三位・越後弁・越後弁乳母とも。父は藤原宣孝。母は紫式部。上東門院彰子に出仕、藤原頼宗・定頼らの上流貴族に愛されたが、藤原兼隆に嫁し、後の後冷泉天皇の乳母となる。ついで大宰大弐高階成章に嫁し、天皇即位に際し従三位典侍に至る。『上東門院菊合』・永承四年(1049)『内裏歌合』・『祐子内親王家歌合』などに出詠。家集『大弐三位集』。後拾遺集初出。
【関係】
「有馬山猪名の笹原風吹けば」と詠んだ和歌は後拾遺集703に載り、『百人一首』にも採られる。
- もっと詳しく知るために
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源氏物語研究集成 第15巻 源氏物語と紫式部 「大弐三位賢子の生」 柏木由夫 風間書房
私家集大成 第二巻 中古? 増田繁夫解題 明治書院
新編国歌大観 第三巻 私家集編? 増田繁夫解題 角川書店
百人一首 島津忠夫訳注 角川文庫
和歌文学大系 20 藤三位集 中周子校注 明治書院
文学碑
場所 | 碑文 |
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伊丹市昆陽池3丁目昆陽池公園中央芝生丘陵 | ありまやまゐなのさゝ原風吹けば いでそよひとをわすれやはする |