ふしみいん伏見院
- 文永二年~文保元年
PROFILE
【略歴】
第92代天皇。持明院統。後深草院第二皇子、母は洞院実雄娘。京極為兼を信任し、京極派歌風を確立させた。正和元年(1312)為兼に玉葉集を撰進させた。企画は在位中の永仁元年(1293)にさかのぼるが、その時の計画は為世の辞退や為兼の佐渡配流などによっていったん中絶、延慶年間に至って伏見院は企画の再現をはかり、いわゆる延慶両卿訴陳状の論争が起った。歴代天皇の中で有数の能筆として知られる。
【関係】
玉葉集1203に「有馬山」の詠が載る。
- もっと詳しく知るために
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あめつちの心 伏見院御歌評釈 岩佐美代子 笠間書院
玉葉和歌集全注釈 上中下別巻 岩佐美代子 笠間書院
新編日本古典文学全集 49 玉葉和歌集(抄) 井上宗雄校注・訳 小学館