ありわらのゆきひら在原行平
- 弘仁九年~寛平五年
PROFILE
【略歴】
在納言と号する。平城皇子阿保親王の息。業平の兄。正三位中納言民部卿に至る。現存最古の歌合『民部卿家歌合』を主催した。
【関係】
『古今集』922に布引の滝で詠んだ和歌が載る。また962は須磨に籠った時の詠で、松風村雨伝説に語られている。『伊勢物語』八七段布引の滝の場面では主人公の兄が登場し、詠んだ和歌が新古今集1651に行平作として載せらた。
- もっと詳しく知るために
- 伊勢物語人物考. 続 藤原敏行と在原行平 由良琢郎 明治書院
文学碑
場所 | 碑文 |
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神戸市中央区葺合町布引公園布引滝遊歩道 | 在原行平 我世をば今日か明日かと待つ甲斐の 涙の滝といづれ高けむ |
神戸市須磨区若宮町1丁目 須磨海浜公園 | わくらばに 問ふ人あらば須磨の浦に 藻塩たれつつ わぶと答へよ 立ち別れ いなばの山の峰に生ふる まつとし聞かば 今帰り来む 中納言 在原行平 |
神戸市中央区葺合町布引公園布引滝遊歩道 | 在原行平朝臣 こきちらすたきのしらいら玉拾ひおきて 世のうきときのなみだにぞかる |