ありわらのなりひら在原業平
- 天長2年~元慶4年
PROFILE
【略歴】
平城天皇の皇子阿保親王の子。母は桓武天皇の皇女伊豆内親王。中納言行平の弟。子に棟梁・滋春・女子がいる。在五中将と呼ばれた。『伊勢物語』の成立に関わったとされる。『三代実録』に「体貌閑麗。放縦不拘。略無才学。善作倭歌」と評され、家集『業平集』『在中将集』は4類が知られる。
【関係】
『古今集』923に布引の滝を詠む和歌が載る。業平とおぼしき男が主人公である『伊勢物語』八七段では男は芦屋の里に領地があって、その縁で仲間たちと布引の滝に遊び和歌を詠んだという。
- もっと詳しく知るために
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王朝の歌人3 在原業平 雅心はひたぶるに 今井源衛 集英社
日本の作家 5 在原業平・小野小町 天才作家の虚像と実像 片桐洋一 新典社
日本詩人選 6 在原業平・小野小町 目崎徳衛 筑摩書房
和歌文学大系18 業平集 室城秀之 明治書院
文学碑
場所 | 碑文 |
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芦屋市松ノ内町大正橋東詰 | 世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし 在原業平朝臣 |
神戸市中央区葺合町布引公園布引滝遊歩道 | 在五中将業平朝臣遺蹟 ぬきみだる人こそあるらし白たまの まなくもちるかそでの狭きに |