ぎけいき義経記
- 軍記物語
概要
【作者】
作者未詳。
【成立年】
室町中期にあったさまざまな「義経伝承」をまとめたもの。
【備考】
全八巻。源義経の生涯を描くが、前半の不遇な生い立ちと後半の悲劇的最期を中心としているため、江戸時代のいわゆる判官物に影響を与えた。
兵庫県との関係
巻四の義経都落ちの記事に「西の宮」「芦屋の浦」「生田の森」「和田の岬」「一の谷」「淡路の瀬戸」「絵島が磯」「書写の嶽」「書写の山」などの名が見え、同じ巻四に「大物の浦(だいもつのうら)」の記事あり。
もっとくわしく知るために
『義経双紙 伝承文学資料集成』 三弥井書店 今西實
テキスト
日本古典文学大系 岩波書店