義経記
- 巻号:巻第四
- 作者:未詳
内容
一谷の合戦にも城は無雙の城なり。平家は十万余騎なり。味方は六万五千余騎なり。城は無勢にて寄手は多勢こそ、軍(いくさ)の勝負は決し候に、これは城は大勢、案内者寄手は無勢、不案内の者どもなり。たやすく落つべきとも見え候はざりしを、鵯鳥越とて鳥獣も通ひがたき巌石を無勢にて落し、平家を終に追落し給ふ事は凡夫の業ならず。
場所
一ノ谷 (いちのたに)
現在地
神戸市須磨区一ノ谷町
常設展示
一谷の合戦にも城は無雙の城なり。平家は十万余騎なり。味方は六万五千余騎なり。城は無勢にて寄手は多勢こそ、軍(いくさ)の勝負は決し候に、これは城は大勢、案内者寄手は無勢、不案内の者どもなり。たやすく落つべきとも見え候はざりしを、鵯鳥越とて鳥獣も通ひがたき巌石を無勢にて落し、平家を終に追落し給ふ事は凡夫の業ならず。
一ノ谷 (いちのたに)
神戸市須磨区一ノ谷町