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兵庫ゆかりの作家

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あまた ぐあん天田 愚庵

  • 嘉永7~明治37
  • ジャンル: 歌人
  • 出身:福島県

PROFILE

兵庫県ゆかりの作品に『巡礼日記』がある。 安政元年(1854)磐城国(現:福島県)生まれ。戊辰戦争の時、15歳で幕軍について戦う。戦い終えて帰宅したとき、父母と妹が行方不明となり、その所在を求めて20年間諸国を流浪。その後山岡鉄舟の門に入り、明治15年(1882)には鉄舟の世話で侠客清水次郎長の養子になった。明治20年(1887)出家。明治25年(1892)には清水産寧坂に庵を結んで「愚庵」と号した。正岡子規と親交があり、彼に先駆けて万葉調の歌を詠み、影響を与えた。友人に陸羯南、落合直文、与謝野鉄幹らがいる。

《 略年譜 》

年齢事項
18540磐城国(現:福島県)に磐城国平の城主安藤対馬守の家中である甘田平太夫の次男(五男ともいわれる)として生まれる。
186814戊辰戦争に従軍。幕軍について転戦する。
187420明治政府の台湾征討に従う
188026写真屋になり、諸国を遊歴
188228侠客清水次郎長に養子として預けられる
189238京都清水産寧坂に庵を結び、「愚庵」と号する
1904501月17日逝去。遺言により葬式を行わず、石塔も立てることを許さなかったと言われる。
兵庫県との関係
訪問 播磨 「巡礼日記」

代表作品

作品名刊行年版元備考
東海遊侠伝
巡礼日記
愚庵遺稿
愚庵全集
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