みなもとのたかあきら源高明
- 延喜一四年~天元五年
PROFILE
【略歴】
西宮殿・帥殿・四条・西宮左大臣と号する。醍醐天皇の第十皇子。母は更衣源周子。村上天皇の中宮安子の妹、藤原師輔の娘を妻とした。道長が妻とした高松殿明子は娘。源姓を賜わり、正二位左大臣に至ったが、安和の変により筑紫に配流。三年後に赦されて帰京。和歌・管絃を善くし、源順との親交が知られる。有職故実の書『西宮記』の著者。家集『西宮左大臣御集』。後拾遺集初出。
【関係】
恋歌に「須磨の海人」を詠み、後拾遺集652に入集する。