ふじわらのさねさだ藤原実定
- 保延五年~建久二年
PROFILE
【略歴】
後徳大寺左大臣と称す。父は大炊御門右大臣公能。母は藤原俊忠の娘。実家・実守・公衡の兄。公継の父。正二位左大臣に至る。『住吉社歌合』、『建春門院北面歌合』、『広田社歌合』、『右大臣家百首』『文治六年女御入内和歌』などの作者。詩歌管弦にも優れる。日記『庭槐抄』(散逸)。家集『林下集』。千載集初出。
【関係】
題詠に際して「須磨の関」(建春門院北面歌合)・「絵島」を見込む和歌をつくり、千載集・新勅撰集に載る。
- もっと詳しく知るために
- 歴代残闕日記 第10冊 後徳大寺左大臣藤実定公記(庭槐抄・槐林記) 黒川春村編 臨川書店