ふじわらのいえたか藤原家隆
- 保元三年~嘉禎三年
PROFILE
【略歴】
北家藤原氏良門流。壬生二品。父は権中納言光隆。母は藤原実兼の娘。侍従、越中守、宮内卿などを歴任、従二位に至る。俊成の門下。「殷富門院大輔百首」「閑居百首」などを詠み、『六百番歌合』『正治初度百首』『千五百番歌合』『元久詩歌合』『最勝四天王院障子和歌』『建保内裏名所百首』『光明峰寺入道摂政家歌合』などに参加。和歌所寄人。『新古今集』撰者の1人。家集『壬二集』(玉吟集)。『家隆卿自歌合』。千載集初出。
【関係】
歌枕詠も多く、「生田」「須磨」「布引の瀧」「縄の浦」などを詠む和歌が、千載集・新古今集・家集などに載る。
- もっと詳しく知るために
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新日本古典文学大系. 46 中世和歌集 鎌倉篇 家隆卿百番自歌合 樋口芳麻呂他校注 岩波書店
藤原家隆の研究 松井律子 和泉書院
藤原家隆集とその研究 久保田淳 三弥井書店
日本歌人講座 第3 中世の歌人 第1 山崎敏夫 弘文堂新社
和歌文学講座. 第7巻 中世・近世の歌人 有吉保 桜楓社
文学碑
場所 | 碑文 |
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伊丹市昆陽池1丁目市民病院入口 | 藤原家隆 たちかへりみちあるみよにあはむとや をなじこやののまつむしのこゑ |
神戸市中央区葺合町布引公園布引滝遊歩道 | 藤原家隆 幾世とも知られぬものは白雲の 上より落つる布引の瀧 |