きのつらゆき紀貫之
- 未詳。貞観13年(871)か。~天慶9年(946)没か。
PROFILE
【略歴】
紀望行の子。後撰集撰者の時文の父。土佐守を勤めたのは有名で、従五位上木工権頭に至る。古今集撰者の一人で同仮名序の作者でもある。『新撰和歌』の編者、『土佐日記』の作者で、家集『貫之集』がある。『是貞親王家歌合』『寛平御時后宮歌合』、『亭子院女郎花合』、『亭子院歌合』などに参加し、多くの賀歌や屏風歌を詠んだ。古今集以下の勅撰集に、約四五〇首ほど入集する。
【関係】
『土佐日記』に、旅中「沼島(ぬしま)」を通過したことを記す。
- もっと詳しく知るために
-
ちくま文庫 紀貫之 大岡信 筑摩書房
王朝の歌人 4 紀貫之 歌ことばを創る 藤岡忠美 集英社
紀貫之論 長谷川政春 有精堂出版
私家集大成 第一巻 中古? 萩谷朴他解題 明治書院
新編国歌大観 第一巻 勅撰集編(古今集) 藤平春男解題 角川書店
新編国歌大観 第三巻 私家集編? 田中登解題 角川書店
人物叢書 新装版 紀貫之 目崎徳衛 吉川弘文館
日本の作家 8 紀貫之 宮廷歌人 村瀬敏夫 新典社
文学碑
場所 | 碑文 |
---|---|
伊丹市東桑津字池田川筋地先 猪名川左岸堤防上 | 紀貫之 千鳥なくゐなの河原をみるときは 大和恋しく思はゆるかな 古今六帖より |
神戸市中央区葺合町布引公園布引滝遊歩道 | 紀 貫之 松の音琴に調ぶる山風は 滝の糸をやすげて弾くらむ |