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兵庫ゆかりの作家

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はしもと こうは橋本 香坡

  • 文化6~慶応元
  • ジャンル: 漢詩人
  • 出身:上野国沼田(沼田市)

PROFILE

【兵庫県との関係】
伊丹の郷校明倫堂の設立に伴い、領主の近衛公から要請されて初代教頭として天保10年(1839)、大坂から赴任した。
父母・妻共に伊丹で没し、安政3年(1856)11月に自らの墓を父母らと一緒に伊丹黒墓(菩提庵)に建立、翌年4月に明倫堂を辞して西遊の途に就き、翌5年正月に両親の7回忌と妻の3回忌を修めた後、大坂に移転した。
【略歴】
名は通。字を大路。父は沼田藩大坂蔵屋敷勤務。15歳で上坂。篠崎小竹の門に入り、篠門の四才子と称された。
伊丹を去ってから大坂靱に住して文墨を業として貧しい生活をしながらも後妻を迎えて二人の娘があった。
長州藩に好意を寄せて倒幕運動に参加、慶応元年5月26日に友人の藤井藍田が長州藩士に食を与えたとの理由で逮捕されたが、その時に藍田の机上に香坡の手簡があったので香坡も逮捕投獄され、獄中で没した。

逝去地
大坂
兵庫県との関係
勤務 伊丹
もっと詳しく知るために
近世における伊丹文学の展開 岡田利兵衛 1990 平成2年 柿衞文庫
大阪に於ける維新勤王家 高梨光司・稲上四郎 1936 昭和11年 松浦一郎
人物百談 森繁夫 1943 昭和18年 三宅書店

代表作品

作品名刊行年版元備考
南朝大平忠臣往来(往来物)1864
西遊詩稿1876
橋本香坡遺稿1934

文学碑

場所 碑文
伊丹市船原1丁目1伊丹小学校庭南 松窓読書罷 孤艇坐新晴 一半青山影 汲来茶鼎烹 乙未暮春將西遊諸君開餞宴於遠翠館酔中作此図為岡田兄之嘱未巳之誤 乙者丁之訛也 香坡

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