こみね はじめ小峰 元
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大正10~平成6
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ジャンル:
小説家
- 出身:神戸市
PROFILE
兵庫県神戸市に生まれ、兵庫県姫路市に居住大正10年(1921)神戸市生れ。姫路商業高校から大阪外国語学校スペイン語科へ進学。毎日新聞社に入社し、終戦直後に短編を発表。昭23年(1948)、小説「仮面の花嫁」を発表し、少年物の「百万塔の秘密」を刊行する。昭48(1963)、「アルキメデスは手を汚さない」で第19回江戸川乱歩賞を受賞。つづいて「ピタゴラス豆畑に死す」「ソクラテス最期の弁明」「パスカルの鼻は長かった」「ディオゲネスは午前三時に笑う」などの推理小説を発表。若い世代の動向を描写し、一貫して長編の作品を書き続けた。「ソロンの鬼っ子」では政治の世界を描くなど意欲的に作品を発表した。 平6年(1994)に73歳で死去した。
《 略年譜 》
年 | 年齢 | 事項 |
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1921 | 0 | 3月4日神戸市に生まれる。 |
1938 | 17 | 姫路商業高校卒業。 |
1941 | 20 | 大阪外国語大学スペイン語科卒業。 |
1943 | 22 | 毎日新聞社に入社。 |
1973 | 52 | 「アルキメデスは手を汚さない」で第19回江戸川乱歩賞受賞. |
1994 | 73 | 5月22日呼吸不全で死去。 |
- 兵庫県との関係
- 生誕 神戸市
代表作品
作品名 | 刊行年 | 版元 | 備考 |
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アルキメデスは手を汚さない | 1973 | 講談社 | |
ピタゴラス豆畑に死す | 1974 | 講談社 | |
ソクラテス最期の弁明 | 1975 | 講談社 | |
パスカルの鼻は長かった | 1975 | 講談社 | |
ディオゲネスは午前三時に笑う | 1976 | 講談社 | |
親不孝のすすめ | 1977 | PHP研究所 | |
プラトンは赤いガウンがお好き | 1977 | 講談社 | |
ヒポクラテスの初恋処方箋 | 1978 | 講談社 | |
イソップの首に鈴をつけろ | 1979 | 講談社 | |
パンドラの恋愛能力共通一次テスト | 1979 | 講談社 | |
ヘシオドスが種蒔きゃ鴉がほじくる | 1981 | 講談社 | |
青春抒情死抄 | 1983 | 講談社 | |
クレオパトラの黒い溜息 | 1984 | 講談社 | |
ユークリッドの殺人学原論 | 1985 | 講談社 | |
ソロンの鬼っ子たち | 1985 | 文藝春秋 | |
ホメロスの殺人方程式 | 1987 | 講談社 | |
受賞歴
受賞年 | 受賞内容 | 受賞作品 |
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1963 | 第19回江戸川乱歩賞 | 「アルキメデスは手を汚さない」 |
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