いのうえ　よしお井上　良雄

明治40年～平成15年
ジャンル：文芸評論家
出身：兵庫県西宮市

PROFILE

兵庫県西宮市に生まれる。
明治40年（1907）9月25日兵庫県西宮市に生まれる。昭和5年(1927）京大独文科を卒業。同年、同人誌「KYU」第5号に「宿命と文学に就いて」を発表、昭和7年（1932）「磁場」三号に「芥川龍之介と志賀直哉」を発表し、注目される。昭和11年（1936）頃まで文芸評論を行うが、その後、文芸評論からは遠ざかった。昭和24（1949）～昭和46年（1971）にかけ、東京神学大学教授を務め、その後も神学者として活躍。昭和60年（1985）第3回浅野順一賞を受賞。平成15年（2003）6月10日95歳で逝去。著書に『神の国の証人ブルームハルト父子』など、訳書にカール・バルト『和解論』『教義学要網』などがあるが、昭和46年（1971）梶木剛編で『井上良雄評論集』が刊行され、文芸評論の著作がまとめられた。

《略年譜》

年	年齢	事項
1907	0	9月25日兵庫県西宮市に生まれる。
1927	20	京大独文科を卒業。同人誌「KYU」第5号に「宿命と文学に就いて」を発表する。
1932	25	「磁場」三号に「芥川龍之介と志賀直哉」を発表する。
1949	42	東京神学大学教授に就任する。
1971	64	東京神学大学を退官する。
1985	78	第3回浅野順一賞を受賞する。
2003	95	6月10日逝去する。

逝去地: 東京都

兵庫県との関係: 生誕（西宮市）

代表作品

作品名	刊行年	版元
教義学要綱（訳書）	1951	新教出版社
和解論（訳書　全13冊）	1959	新教出版社
井上良雄評論集	1971	国文社
神の国の証人ブルームハルト父子	1982	新教出版社
地上を旅する神の民	1990	新教出版社