たなか せつこ田中 節子
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昭和13~ (1938~)
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ジャンル:
川柳作家
- 出身:朝鮮舎里院
PROFILE
兵庫県に在住。昭和13年(1938)朝鮮舎里院生まれ。現在、ふあうすと川柳社同人。ふあうすと川柳社編集・運営委員(理事)、兵庫県川柳協会常任理事・会計を務める。兵庫県いけばな協会会員。短詩サロン会員。椙元紋太賞・ふあうすと賞を受賞。
【代表句】
菩提寺の木肌にすがる蝉のから
毀れそうなたましい蒼いさくら降る
ほーほけきょなんて陽気な鎮魂歌
腰痛を風が放したくるり晴天
水は楽器ふいに暮らしの音を聞く
《 略年譜 》
年 |
年齢 |
事項 |
1938 |
0 |
父の赴任地、朝鮮舎里院にて生まれる。 |
1943 |
5 |
和歌山県那賀郡桃山町(両親の故郷)に帰国。和歌山にて、幼稚園、小学校、中学校、高等学校2年まで過ごす。(一時期、泉佐野に住む)和歌山芸術研究所(TEATRO部)に中学時代通う。 |
1957 |
18 |
三菱東京銀行入社。(元三菱銀行) |
1960 |
22 |
三菱東京銀行北畠支店退職。子育て中に、地域文庫、こども人形サークル、幼稚園、ピアノ教室にてボランティア・アルバイト。 |
1962 |
24 |
大阪芸術大学短期大学部保育学科21期生卒業。(浪速元短大保育科) |
1986 |
48 |
川柳神の谷句会入会。 |
1991 |
53 |
ふあうすと川柳社同人。 |
1997 |
59 |
ふあうすと川柳社編集部、現在に至る。 |
- 兵庫県との関係
- 在住
代表作品
作品名 |
刊行年 |
版元 |
備考 |
夢風船 |
1993 |
川柳神の谷句会 |
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現代川柳パレット合同句集(30句) |
1994 |
川柳アトリエの会 |
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65周年同人句集ふあうすと |
1994 |
ふあうすと川柳社 |
|
俳句合同句集まちなみ(30句) |
1995 |
住宅都市整備公団俳句同好会 |
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夢風船? |
1998 |
川柳神の谷句会 |
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全国川柳作家年鑑 |
2003 |
ふあうすと川柳社 |
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75周年同人句集ふあうすと |
2004 |
ふあうすと川柳社 |
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受賞歴
受賞年 |
受賞内容 |
受賞作品 |
1990 |
紋太賞 |
菩提寺の木肌にすがる蝉のから |
1996 |
神戸市民文化振興財団賞 |
人打てば冬の寒さに突き当たる |
1998 |
兵庫県川柳協会賞 |
点在の神透くばかり皿の飯 |
1999 |
兵庫県芸術文化協会賞 |
正面の男は雲を見てきたか |
2002 |
第3回中村富二賞入選 |
にんげんが持つ滴りの続く傘 |
2003 |
ふあうすと賞正賞 |
毀れそうなたましい蒼いさくら降る |
2003 |
すみさか女流川柳大会王位賞 |
傷ついた紅の向こうのお月さま |
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