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兵庫ゆかりの作家

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ふじわらのさねかた藤原実方

  • 未詳~長徳四年四〇歳ほどか。

PROFILE

【略歴】
父は従五位上侍従貞時(定時)。母は左大臣源雅信の娘で道長正室倫子と姉妹。左大臣師尹の孫。父の早世により、叔父小一条大将済時の養子となる。陸奥守となり任地に没す。正四位下。この陸奥守赴任については、数々の説話が残されている(『袋草紙』『今昔物語』『古今著聞集』)。寛和『内裏歌合』に出詠。花山院の側近歌人の1人であった。藤原公任・道信・道綱・宣方らと親交が深かった。家集に『実方集』。拾遺集初出。

【関係】
恋人に逢えなかった恨みを「二見の浦」を用いて詠む和歌が新古今集1167に載る。

もっと詳しく知るために
実方集注釈 竹鼻績校注・訳 貴重本刊行会
新日本古典文学大系 28 平安私家集 実方集 犬養廉他校注 岩波書店
冷泉家時雨亭叢書 第20巻 平安私家集 7 実方中将集 田中登解題 朝日新聞社
冷泉家時雨亭叢書 第67巻 資経本私家集 3 実方朝臣集 田中登解題 朝日新聞社
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