PROFILE

兵庫県が舞台の作品に「夢千代日記」と「冬の桃」（神戸の俳人西東三鬼を描いたNHKテレビドラマ）、そして映画「にっぽん忠臣蔵」はいうまでもなく赤穂市が舞台である。ただしこの作品はシナリオとして完成しているが、製作と上映は平成17年（2005）となっている。昭和4年(1929)愛媛県北条市の商家に生まれる。父親は芝居小屋を所有していた。敗戦直後、広島で無数の人魂を見て以来、原爆にこだわり続ける。昭和31年(1956)日本大学芸術学部演劇科卒業。昭和36年(1961)から脚本家としての仕事を開始、「七人の刑事」などを書く。昭和50年(1975)テレビ・ドキュメンタリー「君は明日を掴めるか」、昭和53年(1978)ドラマ「わが兄はホトトギス」で芸術祭優秀賞を受賞。人間へのいたわりを描き、“社会派”といわれる。また「修羅の旅して」などで昭和54年(1979)芸術選奨文部大臣賞を受賞するなど、多数受賞している。日本放送作家協会理事長を務めた。他の代表作にテレビ「新・事件」シリーズ、「天下御免」「夢千代日記」「花へんろ」、映画「空海」「夏少女」「天国の駅」などがある。小説の執筆にも意欲を示し、著書に小説『ダウンタウン・ヒーローズ』『日本ルイ14世伝』『華日記』『四季物語』『東京パラダイス』、エッセイ『公園通りの猫』『嫁ぐ猫』『夢の景色』『テレビがやって来た!』がある。また「好色一代男」「女相撲」「牡丹灯籠ラプソデー」「変身」「夢千代日記・暁のひと」など舞台演出も手がける。

《 略年譜 》

兵庫県との関係

舞台　　美方郡温泉町（湯村温泉）と神戸市と赤穂市

代表作品

受賞歴