さいげつ西月
- 天明1~天保12
- ジャンル: 俳人
- 出身:尾張国
PROFILE
【兵庫県との関係・略歴】
尾張の生れで、一説に士朗門。初号を東陽(とうよう)、壮年にして東須磨の毘沙門堂に仮りの庵室を結び槙乃舎(まきのや)と称した。諸俳人とも頻繁に交流し、多くの俳書に序文を執筆している。西月老人とも言われ、人々に親しまれた好人物であった。
なお、須磨寺にある句碑の出典句は、玉朗編三回忌追善集『まきの雫』(天保14年(1841)刊)に春の吟として
降雨も清水になるや花の奥と出ている。
なお、同書によれば西月の妻も妙雲(みょううん)の俳号をもち文雅に手を染めていたようである。
- 逝去地
- 須磨
- 兵庫県との関係
- 居住
- もっと詳しく知るために
- 摂西兵庫俳諧史 坂井華渓 1959 昭和34年 みるめ書房
代表作品
作品名 | 刊行年 | 和暦 | 備考 |
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うぐいすきこう(紀行文) | 1807 |
文学碑
場所 | 碑文 |
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神戸市須磨区須磨寺町4須磨寺 | ふる雨も清水に成や花のおく |