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兵庫ゆかりの作家

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ぬかんど糠人

  • 寛政11~文久3
  • ジャンル: 俳人
  • 出身:伊丹

PROFILE

【兵庫県との関係】
寛政11年(1799)生まれ。伊丹の酒造家で、岡田家の第19代。鬼貫と交友のあった酒人(さかんど)の末裔である。柿衞(かきもり)文庫の創設者岡田利兵衛の曾祖父。
【略歴】
岡田氏。別号柿園(しえん)。通称鹿島屋利兵衛。初め今津の江戸積みの酒を造る仕事に従事したが、のち家業を継ぐために伊丹に帰り、利兵衛を襲名。家業の傍ら俳諧を嗜み、大坂の花の本八世林曹に師事。伊丹俳壇の重鎮として活躍し、交友関係も幅広く、伊丹来遊の文人と親交をもった。
頼山陽が文政12年(1829)に伊丹を訪問、「剣菱」醸造元の坂上桐陰(さかがみとういん)が酒宴を催したとき、岡田家の柿を振舞い、頼山陽がその味を絶賛したエピソードも残る。伊丹黒墓に葬る。

――祝はるゝ年をむかへて花の春――(『かざりたる』)

逝去地
伊丹(推定)
兵庫県との関係
生誕・居住 伊丹
もっと詳しく知るために
伊丹文芸資料 伊丹資料叢書1 岡田利兵衛/編 1975 昭和50年 伊丹市役所
近世における伊丹文学の展開 岡田利兵衛/著 1990 平成2年 財団法人柿衞文庫

代表作品

作品名刊行年版元備考
糠人連句集(俳諧集・自筆本)1846
杉苗集(俳諧集・自筆本)1852
かざりたる(俳諧賀集)1859収録:『伊丹文芸資料』

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