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兵庫ゆかりの作家

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ていとく貞徳

  • 元亀2~承応2
  • ジャンル: 江戸期歌人
  • 出身:京(三条衣棚)

PROFILE

【兵庫県との関係・略歴】
連歌師 松永永種の次男。若くして源氏、歌学、有職などを学び、里村紹巴から連歌をも学んだ。青年期には細川幽斎の門下で当代の名家と親交を深め、徳川政権に移行後は京都で私塾を持ち、寛永12年(1635)頃まで続けられた。なお、寛永初年の俳諧の流行時には、その指導者となり、貞門俳壇の中心に身を置き、「言い捨て」の俳諧を新たな庶民文芸へと転換させた。俳諧、古典注釈、歌語の編纂など広い分野にわたって活躍し、秘伝の多くを一般に公開した点にその功績が認められる。
逍遊軒、長頭丸、延陀丸(えんだまる)、保童坊など多くの号を持った。

逝去地
兵庫県との関係
訪問か(不明)
もっと詳しく知るために
松永貞徳の研究(新訂、復刻版は昭和63年(1988)に臨川書店から刊行) 小高敏郎 1953 昭和28年 至文堂
松永貞徳の研究 続篇(新訂、復刻版は昭和63年(1988)に臨川書店から刊行) 小高敏郎 1958 昭和33年 至文堂
松永貞徳―俳諧師への道 島本昌一 1989 昭和64年 法政大学出版局

代表作品

作品名 刊行年 和暦 備考
歌林樸※(漱のさんずいがきへん)(歌学・辞書) 翻刻:『日本古典全集』4期
貞徳狂歌百首(狂歌集) 1636 翻刻:『日本名著全集』「狂文狂歌集」
新増犬筑波集(俳諧撰集) 1643 翻刻:『日本俳書大系』「貞門俳諧集」
俳諧御傘(俳諧作法書) 1651 翻刻:『日本俳書大系』「貞門俳諧続集」
慰草(随筆・注釈) 1652
前車集(俳諧論書) 1675
逍遊集〈貞徳家集〉(私家集) 1677
戴恩記(歌林雑話集) 1682 翻刻:『日本歌学大系』6

文学碑

場所 碑文
神戸市中央区大竜寺 秋草にあんまとらせて苔の石     □□

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