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兵庫ゆかりの作家

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じうん似雲

  • 寛文13~宝暦3
  • ジャンル: 歌人
  • 出身:安藝国 広島

PROFILE

【兵庫県との関係・略歴】
寛文13年(1700)1月2日、広島で酒造を営む裕福な商家に生れる。10歳にして「大学」の素読をうけるなど、教養ある環境に育ったと思われるが、8歳の折、すでに母を亡くしている(『としなみ草』巻20「思出草」)。元禄14年(1701)父をも亡くし、宝永5年(1708)、36歳の10月に安藝宮島の光明院にて出家し、如雲と号した。翌年京へ出て仏道修行をし、このころ歌道に志す。正徳5年(1715)、似雲と改め、前後して晩年にいたるまでの間、諸国を行脚する。生涯をとおして西行追慕の詩情を持ちつづけたことはことに著名であるが、この感情の原点に亡母の命日2月16日が関係している。享保14年(1729)亡母の五十回忌を営み、同17年(1732)60歳の折、河内国弘川寺に西行塚を発見、以後毎年2月16日に西行塚に詣でて和歌を献じた。宝暦3年(1753)81歳の7月8日、和泉踞尾の常楽庵に没す。弘川寺西行塚のほとりに葬られた。

逝去地
和泉国 踞尾
兵庫県との関係
訪問
もっと詳しく知るために
似雲法師「としなみ草」 土橋真吉・弘川寺共編 1943 昭和18年 全国書房
今西行 似雲法師 生涯・歌・文 一箭喜美子 1962 昭和37年 三密堂書店

代表作品

作品名 刊行年 和暦 備考
としなみ草(自筆歌集)

文学碑

場所 碑文
神戸市須磨区現光寺境内 いつくとも誰のいひけむすまの浦や かかるところの秋のゆふ暮     似雲

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