2021.1.24更新
出品作家の紹介(松田豐・田中竜児)
出品作家を展示風景付きで、随時、紹介していきます。
ぜひ展示室で作品をご覧ください!
松田豐 まつだ・ゆたか
生没年|1942-1998
具体に在籍した期間|1967-1972
浪速短期大学(現・大阪芸術大学短期大学部)美術科に学ぶ。1966年の第17回より具体美術展に出品、翌年会員に。並行して70年代初頭にかけ全国規模の選抜展に相次ぎ出品、このころ盛り上がりをみせたキネティックアート(動く美術作品)の作家として、広く注目を集める。機械的な技術を使いつつも、遊び心に満ちたユーモラスな作風が特徴である。
田中竜児 たなか・りゅうじ
生没年|1927-2014
具体に在籍した期間|1965-1967
明石生まれ。京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)で日本画を学ぶ。1948年パンリアル協会の結成に参加、翌年退会後も1962年の第5回現代日本美術展で日本画コンクール賞を受賞するなど日本画の制作と発表を続ける。1955年の「真夏の太陽に挑む野外モダンアート実験展」で具体と出会い衝撃を受けるが、入会はその10年後となった。具体のなかでは珍しく岩絵具などを用いて、情趣に富むマチエールの作品を描いた。
本展展示風景
左|松田豐《CRU-CRU-KATA》1970年
右|田中竜児《棲1》1962年
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