兵庫県立美術館の所蔵品の中から、具体美術協会(具体、1954-1972)の作品を取り上げます。このグループは、戦後の日本美術を語る上で欠かせない“GUTAI”として、国際的にも高い評価を受けています。
1970年の兵庫県立近代美術館の開館以来、長年にわたって築かれた当館の「具体」コレクションは、点数、内容ともに、世界的にみて最も充実したものになっています。この展覧会では、県立近代美術館から現在にいたる当館50年の収集を軸として、ひとつのイメージに収斂しない多角的な「具体」像を考えます。
2004年の「「具体」回顧展」以来、成長を続ける当館の具体コレクションを一度に展示する、初めての機会です。
個人蔵の白髪富士子作品を特別出品します。また当館が所蔵する、具体の女性メンバーの作品を全点展示し、田中敦子の《電気服》に基づく素描15点も一挙公開します。
作品の収集という視点から、兵庫ゆかりの画家たちと美術館の歩みをたどります。
見知らぬものとの出会いは、自らを高めるものです。既知の価値をのりこえ、未知に向き合う「精神の自由」が、そこにはあります。
新型コロナウイルスに苦しむ今だからこそ、戦後の復興期に立ち上がったグループの持つ、迫力と熱量を感じてください。
主催 | 兵庫県立美術館、神戸新聞社 |
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協賛 | 公益財団法人伊藤文化財団、 一般財団法人みなと銀行文化振興財団 |
特別協力 | 公益財団法人日本教育公務員弘済会 兵庫支部 |
助成 | 一般財団法人安藤忠雄文化財団 |
当日 | |
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一般 | 1,300円 |
大学生 | 900円 |
高校生以下 | 無料 |
70歳以上 | 650円 |
障がいのある方 一般 | 300円 |
障がいのある方 大学生 | 200円 |
50周年記念事業 講演会
具体最年少会員であった今井祝雄氏にお話を伺います。
「具体と私」今井祝雄 氏(造形作家、元具体美術協会会員)
1月11日[月・祝] 午後2時より約60分 ミュージアムホールにて(定員125名)聴講無料 当日先着順
※終了しました。
テーマ・レクチャー
当館学芸員が毎回違うテーマでお話しします。
① | 「素材と技法から見る具体」鈴木慈子、横田直子 12月20日[日] |
② | 「具体18年の歩み、そして今」鈴木慈子 1月10日[日] |
③ | 「兵庫県美の50年と具体」江上ゆか 1月24日[日] |
水曜日のミニトーク
当館特別展等解説員が作品鑑賞のポイントをご紹介します。
毎週水曜日 午後2時より約30分 レクチャールームにて(定員40名)聴講無料 当日先着順
こどものイベント
「はがきアートでコンクール!」
具体の作家たちも取り組んでいたはがきのアート。あなたの一枚をぜひ美術館まで!
対象部門:①小学生 ②中学生・高校生
応募締切:2021年1月12日[火] ※必着
作品展示:2021年1月26日[火] ~2月7日[日]
※作品テーマ、作品規定、賞、応募制限、応募方法、応募にあたっての注意事項、返却方法等、詳細はこちら
こどものイベントについてのお問い合わせ
TEL 078-262-0908