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せんざいしゅう千載集(正式には「千載和歌集」)

  • 勅撰和歌集

概要

【作者】
後白河天皇の下命により藤原俊成が撰集。

【成立年】
文治4年(1188)に完成奏覧。

【備考】
一条天皇時代から高倉天皇の時代までの歌を集成。幽玄の境地を求めた。

兵庫県との関係

夏に「須磨の浦人」、秋上に「明石の沖」。秋下に「猪名(いな)の湊」「湊川」「生田」「須磨の関守」「明石の瀬戸」、冬に「須磨の関」、恋一に「高砂の尾上」、恋二に「生田の川」「野島の浦」「野島が崎」が、恋四に「飾磨の市」、羇旅に「播磨路(はりまぢ)」「須磨の関屋」「須磨の関守」「須磨の浦路(うらぢ)」が、雑上に「鳴尾の沖」「布引の滝」「播磨潟」「須磨」「絵島が崎」「絵島が磯」「播磨潟」などがよまれている。

もっとくわしく知るために

『谷山茂著作集3 千載和歌集とその周辺』 角川書店 谷山茂
『藤原俊成の研究』 三省堂 松野陽一

テキスト

新日本古典文学大系 岩波書店 
和泉古典叢書 和泉書院 

作品内容紹介

場所 作品名 巻号 作者
須磨 千載集 雑上 藤原親隆
明石の沖 千載集 秋上 俊恵法師
須磨の浦 千載集 羇旅(きりょ) 藤原家隆
明石の瀬戸 千載集 秋下 俊恵法師
須磨の浦 千載集 藤原俊成
鳴尾の沖 千載集 雑上 藤原実家
須磨の関 千載集 羇旅(きりょ) 兼覚法眼
野島が崎 千載集 羇旅(きりょ) 藤原俊成
須磨の関 千載集 秋下 藤原実定
野島が崎 千載集 雑上 源俊頼
須磨の関 千載集 藤原俊成
野島の浦 千載集 恋二 源雅光
須磨の関 千載集 羇旅(きりょ) 源国信
須磨の関 千載集 羇旅(きりょ) 源師俊
生田 千載集 秋下 藤原範兼
生田川 千載集 恋二 藤原道経
絵島が磯 千載集 雑上 藤原家基
猪名の湊 千載集 藤原隆信
絵島が崎 千載集 雑上 藤原重綱
播磨潟 千載集 雑上 藤原実宗
絵島が崎 千載集 雑上 藤原親隆
布引の滝 千載集 雑上 藤原良清
高砂 千載集 恋一 藤原顕輔
布引の滝 千載集 雑上 源顕房
飾磨の市 千載集 恋四 藤原俊成
湊川 千載集 秋下 道因法師
須磨 千載集 雑上 藤原実宗
湊川 千載集 秋下 藤原範兼
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