平家物語
- 巻号:巻第九
- 作者:未詳
内容
一谷は北は山、南は海、口はせばくて奥ひろし。岸たかくして屏風をたてたるにことならず。北の山ぎはより南の海のとをあさまで、大石をかさねあげ、おほ木をきつてさかも木にひき、ふかきところには大船どもをそばだてて、かいだてにかき、城の面の高矢倉には、一人当千ときこゆる四国鎮西の兵共、甲胄弓箭を帯して、雲霞の如くになみ居たり。
場所
一ノ谷 (いちのたに)
現在地
神戸市須磨区一ノ谷町
常設展示
一谷は北は山、南は海、口はせばくて奥ひろし。岸たかくして屏風をたてたるにことならず。北の山ぎはより南の海のとをあさまで、大石をかさねあげ、おほ木をきつてさかも木にひき、ふかきところには大船どもをそばだてて、かいだてにかき、城の面の高矢倉には、一人当千ときこゆる四国鎮西の兵共、甲胄弓箭を帯して、雲霞の如くになみ居たり。
一ノ谷 (いちのたに)
神戸市須磨区一ノ谷町