おがわ　ようこ小川　洋子

～ (1962～)
ジャンル：小説家
出身：岡山県岡山市

PROFILE

兵庫県芦屋市に在住。昭和37年（1962）3月30日岡山県岡山市生まれ。昭和59年（1984）早稲田大学第一文学部文芸科卒業後、生れ故郷の岡山に戻り川崎医科大学秘書室に勤務していたが、昭和61年（1986）退職し結婚。昭和63年（1988）「揚羽蝶が壊れる時」で第7回海燕新人文学賞を受賞。平成元年（1989）から「完璧な病室」「ダイヴィング・プール」「冷めない紅茶」で3回連続芥川賞候補となり、平成3年（1991年）「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞を受賞。同年には岡山県文化奨励賞を受賞。また、平成16年（2004）「博士の愛した数式」で読売文学賞・本屋大賞を受賞した。他の著書に『完璧な病室』『アンジェリーナ』、エッセイ集『妖精が舞い下りる夜』がある。

《略年譜》

年	年齢	事項
1962	0	3月30日岡山県岡山市生まれる。
1984	22	早稲田大学第一文学部文芸科を卒業する。
1986	24	卒業後は岡山に戻り川崎医科大学秘書室に勤務していたが、この年、退職し結婚する。
1988	26	「揚羽蝶が壊れる時」で第7回海燕新人文学賞を受賞。
1989	27	この年から「完璧な病室」「ダイヴィング・プール」「冷めない紅茶」で3回連続芥川賞候補となる。
1991	29	「妊娠カレンダー」で第104回芥川賞を受賞。また同年には岡山県文化奨励賞も受賞。
2004	42	「博士の愛した数式」で読売文学賞・本屋大賞受賞。

兵庫県との関係: 在住（芦屋市）

代表作品

作品名	刊行年	版元
冷めない紅茶	1990	福武書店
妊娠カレンダー	1991	文藝春秋
妖精が舞い下りる夜	1993	角川書店
アンジェリーナ	1993	角川書店
博士の愛した数式	2003	新潮社
ブラフマンの埋葬	2004	講談社
ミーナの行進	2006	中央公論新社
おとぎ話の忘れ物	2006	集英社
海	2006	新潮社
はじめての文学　小川洋子	2007	文藝春秋
夜明けの縁をさ迷う人々	2007	角川書店
博士の本棚	2007	新潮社
猫を抱いて象と泳ぐ	2009	文藝春秋
カラーひよことコーヒー豆	2009	小学館
原稿零枚日記	2010	集英社
小川ようこ対話集(幻冬舎文庫)	2010	幻冬舎
祈りながら書く（「みち」シリーズ 2）	2010	金光教徒社
Invitation（共著：江國香織ほか）	2010	文藝春秋
妄想気分	2011	集英社
人質の朗読会	2011	中央公論新社
生きるとは、自分の物語をつくること　新潮文庫　共著：河合隼雄	2011	新潮社
科学の扉をノックする　集英社文庫	2011	集英社
言葉の誕生を科学する　河出ブックス　共著：丘ノ谷一夫	2011	河出書房新社
小川洋子の「言葉の標本」（共著：福住一義）	2011	文藝春秋
アンネ・フランクをたずねて（角川つばさ文庫）（作：小川洋子、絵：吉野朔実）	2011	角川文庫
みんなの図書室（PHP文芸文庫）	2011	PHP研究所
小川洋子の偏愛短篇箱（河出文庫）	2012	河出書房新社
甘い罠‐8つの短篇小説集（文春文庫）（共著：江國香織ほか）	2012	文藝春秋
ことり	2012	朝日新聞出版
最果てアーケード1･2（原作：小川洋子、漫画：有永イネ）	2012	講談社
それでも三月は、また（共著：谷川俊太郎ほか）	2012	講談社
とにかく散歩いたしましょう	2012	毎日新聞社
みんなの図書室2（PHP文芸文庫）	2012	PHP研究所
いつも一緒に‐犬と作家のものがたり（新潮文庫）（共著：檀ふみほか）	2013	新潮社
いつも彼らはどこかに	2013	新潮社

受賞歴

受賞年	受賞内容	受賞作品
1988	第7回海燕新人文学賞	揚羽蝶が壊れる時
1991	第104回芥川賞	妊娠カレンダー
1991	岡山県文化奨励賞
2004	読売文学賞	博士の愛した数式
2004	本屋大賞	博士の愛した数式
2004	泉鏡花文学賞	ブラフマンの埋葬
2006	谷崎潤一郎賞	ミーナの行進