さとう あいこ佐藤 愛子
-
大正12~ (1923~)
-
ジャンル:
小説家
- 出身:大阪市住吉区
PROFILE
兵庫県西宮市に居住。兵庫県が舞台の作品に『花はくれない』がある。大正12年(1923)大阪生まれ。父は大正時代の人気少年小説家の佐藤紅緑。母は女優三笠万里子。異母兄はサトウハチロー。甲南高女卒業。戦争中に結婚。夫は復員するものの、治療のために使い始めたモルヒネで中毒となり、それが遠因で二児を婚家に残して実家に戻る。母の勧めで文章を書き始め、同人誌「文芸首都」に加わり、そこで二度目の夫となる田畑麦彦に会う。だが、お坊ちゃん育ちの夫は会社を起こしたものの破産。離婚し、夫の莫大な借金を背負う波乱の人生。『戦いすんで日が暮れて』で第61回直木賞、『幸福の絵』で女流文学賞を受賞。また、近年発表の『血脈』は、父・兄たちの放埒(ほうらつ)な生き方、破天荒な性格が生み出す疾風怒濤の家族史を描き第48回菊池寛賞を受けた。
《 略年譜 》
年 | 年齢 | 事項 |
---|
1923 | 0 | 大阪市生まれ。 |
1950 | 27 | 『青い果実』で文藝首都賞受賞。 |
1963 | 40 | 『ソクラテスの妻』『二人の女』で芥川賞受賞候補。 |
1969 | 46 | 『戦いすんで日が暮れて』で直木賞受賞。 |
1979 | 56 | 『幸福の絵』で女流文学賞受賞。 |
1988 | 65 | 日本文芸大賞受賞受賞。 |
1994 | 71 | 風呂場で転倒してから、住み慣れた家を建て直す決心。 |
2000 | 77 | 『血脈』で菊池寛賞受賞。 |
- 兵庫県との関係
- 高校 甲南女子卒業
受賞歴
受賞年 | 受賞内容 | 受賞作品 |
---|
1969 | 第61回直木三十五賞 | 「戦いすんで日が暮れて」 |
1979 | 第18回女流文学賞 | 「幸福の絵」 |
1988 | 第8回日本文芸大賞 | 「こんなふうに死にたい」 |
1998 | 第21回吉野せい賞 | 「トク子その生涯」 |
Copyright © Net Museum Hyogo Bungakukan All Rights Reserved.