ふじわらのかねすけ藤原兼輔
- 元慶元年~承平三年
PROFILE
【略歴】
父は右近衛中将利基。母は伴氏の娘。紫式部の曾祖父。邸宅が鴨川堤にあったので堤中納言と呼ばれた。藤原定方と親交があり、貫之・仲平・深養父・是則・躬恒・千古らの庇護者的存在。貫之撰の『新撰和歌』は、醍醐天皇の命を兼輔が仲介している。息に雅正・清正・庶正などのほか、娘には醍醐天皇更衣桑子。家集『兼輔集』。古今集初出。
【関係】
二見浦に旅した詠が古今集417に載る。「長洲の浜」を詠んだ詠もある(夫木抄・家集)。
- もっと詳しく知るために
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