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兵庫ゆかりの作家

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のういんほうし能因法師

  • 永延2年生~永承五年生存 (988~)

PROFILE

【略歴】
俗名が橘永〓。古曾部入道とも。実父については、元〓、その兄為〓、その父忠望の諸説がある。文章生(肥後進士と号する)。出家して融因、のち能因。摂津の難波・児屋・古曾部などに住み、奥州をはじめ諸国を旅した。長能を歌の師とする。和歌六人党の指導者的な立場にあった。『賀陽院水閣歌合』、『祐子内親王家歌合』などに出詠。私撰集『玄々集』、歌学書『能因歌枕』を著した。自撰家集『能因集』。後拾遺集初出。

【関係】
出家後、津国児屋池畔に住んだといわれる。「芦の屋の昆陽」を詠む和歌がある(後拾遺集507・家集)。

もっと詳しく知るために
私家集注釈叢刊 3 能因集注釈 川村晃生校注・訳 貴重本刊行会
能因法師集・玄々集とその研究 川村晃生 三弥井書店

文学碑

場所 碑文
伊丹市昆陽1丁目稲野小学校正門前 能因法師 芦のやのこやのわたりに日は暮れぬ いづち行くらむ駒にまかせて
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