PROFILE

兵庫県ゆかりの作品に「明石の姫」（『北條源氏』収録）、「武庫川べりの女の一生」（『炉ばたの話』収録）がある。
明治35年(1902)大阪府大阪市堀江で生まれる。天王寺商業高、関西大学文科卒業。大正15年(1926)に上京し、箱根登山鉄道に勤務する。かたわら劇作を志し、岡本綺堂の門下生となる。昭和15年(1940)『閣下』を刊行し、新潮社文芸賞を受賞する。戦後、昭和39年(1964)に「北条秀司戯曲選集」(全8巻)で芸術選奨文部大臣賞(第15回・文学・評論部門)を、昭和40年(1965)には読売文学賞を受賞し、幅広く活躍する。昭和48年(1973)演劇協会の創始者として演劇文化に貢献したことで菊池寛賞を受賞。昭和49年(1974)「春日局」で大谷竹次郎賞を受賞。また平成5年(1993)までの29年間日本演劇協会会長を務めた。他に戯曲「王将」「松川事件」「女将」「狐と笛吹き」「末摘花」「信濃の一茶」、テレビ「姫重態」「清水坂」、ラジオ「防風林」などの作品、『北条秀司作品集』(全12巻)『演劇太平記』(全5巻)がある。

《 略年譜 》

逝去地

神奈川県鎌倉市

兵庫県との関係

舞台　明石市　西宮市

代表作品

受賞歴