じゃくれん寂蓮
- 保延五年頃~建仁二年
PROFILE
【略歴】
俗名藤原定長、少輔入道と称す。父は俊成の兄弟である阿闍梨俊海。伯父俊成の猶子となる。従五位上中務少輔に至り、承安二年(1172)頃出家。『六百番歌合』で顕昭と論争する。『正治初度百首』・『千五百番歌合』などの作者となる。和歌所寄人。『新古今集』の撰者となるが、撰進前に没した。家集『寂蓮法師集』。千載初出。
【関係】
古今集「誰をかも知る人にせむ高砂の松も昔の友ならなくに」を本歌取りした「高砂」の和歌が新古今集74に載る。
- もっと詳しく知るために
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寂蓮法師全歌集とその研究 半田公平 笠間書院
日本の作家100人 寂蓮 人と文学 半田公平 勉誠出版
文学碑
場所 | 碑文 |
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神戸市中央区葺合町布引公園布引滝遊歩道 | 寂蓮法師詠 岩ばしるおとは氷にとざされて 松風おつる布引のたき |