やまべのあかひと山部赤人
- 未詳~未詳
PROFILE
【略歴】
宮廷歌人として、聖武天皇の行幸に供奉し、また旅の叙景歌を詠んだ。
【関係】
万葉集巻三・六に「縄の浦」「武庫の浦」「明石」「淡路」「印南野」「野島」等を詠む。
- もっと詳しく知るために
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山部赤人 万葉史の論 梶川信行 翰林書房
山部赤人の研究 尾崎暢殃 明治書院
赤人の諦観 梅原猛 集英社文庫
日本詩人選 3 山部赤人 池田弥三郎 筑摩書房
万葉の歌人と作品 : セミナー 第7巻 山部赤人 神野志隆光・坂本信幸企画編集 和泉書院
文学碑
場所 | 碑文 |
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相生市金ヶ崎(相生湾東端)金ヶ崎遊歩道 | 縄浦従 背向尓所見 奥嶋 榜廻舟者 釣為良下 久孝書 |
明石市大久保町松陰松陰谷八木川公園 | ぬばたまの夜の更けゆけば久木生ふる 清き河原に千鳥しばなく |
明石市茶園場町明石川左岸 | 明石潟汐干(しほゐ)の道を明日よりは下咲(したゑ)ましけむ家近づけば |
たつの市御津町室津藻振鼻県民サンビーチ前 | 山部赤人 玉藻苅 辛荷乃嶋尓 嶋廻為流 水鳥二四毛有哉 家不念有六 李書 |
加東市滝野町下滝野いしぶみの丘 | 御食むかふあはぢの島にただむかふ 敏馬(みぬめ)のうらの沖辺には・・・(略) |
高砂市曽根町曽根天満宮参道(玉垣) | 明石潟汐干の道を明日よりは 下咲(したゑ)ましけむ家近づけば |
高砂市曽根町曽根天満宮参道(玉垣) | 沖の波辺波静けみ漁(いざり)すと 藤江の浦に船そさわける |
高砂市曽根町曽根天満宮参道(玉垣) | 縄の浦ゆ背向に見ゆる沖つ島 漕ぎ廻る舟は釣しすらしも |
高砂市曽根町曽根天満宮参道(玉垣) | 印南野の浅芽押しなべ寝る夜の 日長くあれば家し偲はゆ |
高砂市曽根町曽根天満宮参道(玉垣) | 玉藻苅る辛荷の島に島廻(しまみ)する 鵜にしもあれや家思はざらむ |
姫路市飾磨区今在家今在家南第二公園 | 春のゝに すみれつみにと 来しわれそ野 をなつかしみ 一夜ねに ける |
姫路市飾磨区今在家津田天満宮 | 山部赤人讃歌 文学博士 荒木良雄 作詞 徳久孝 作曲 神さびて高く貴き富士のねをふりさけみれば 渡る日の影も隠ろひ白雲も行きはばかると 詠みあげし歌のすがたのけだかさよ 山部赤人ほめたたへむ 春の野に菫摘みつつ一夜ねし夢美しく 和歌の浦たづ鳴き渡り象山のこぬれの小鳥 さやぎゐる歌のしらべのすがしさよ 山部赤人ほめたたへむ 唐荷島めぐる波間の鵜の鳥に吾家をおもひ 風吹けば波が立たむと浦隠る津田の細江に のこしたる歌のひびきのなつかしや 山部赤人ほめたたへむ |
姫路市飾磨区細江思案橋菅公像傍 | 風ふけば波かたゝむとさもらひに 都多のほそ江に 浦かくりをり 山部宿祢赤人詠 文学博士 尾上八郎書 |