兵庫県立美術館の開館20周年を記念し「関西の80年代」を開催します。
なぜ、いま80年代なのでしょうか?
当館の前身である兵庫県立近代美術館では、かつて「アート・ナウ」というシリーズ展を開催していました。その年、目覚ましい活躍をみせた作家を紹介し、関西アート・シーンのいまを伝えようとする名物展覧会でした。特に80年代にはまだ20代の作家が続々と参加し、競うように大作を発表する場となります。折しも関西では活きのいい若手が「関西ニューウェーブ」として注目を集めており、前例にとらわれない個性的な表現ゆえに、現代美術は「西高東低」とも言われました。
時代はバブル景気とポストモダン、何とも華やかで恵まれた状況にも思われますが、いまや国内外で活躍する作家たちも当時はまだ駆け出しです。70年代の禁欲的な傾向とは一転、心躍る色やイメージにあふれた作品群は、ニッポンの片隅で美術作家として何を作りどう生きていくのか、大いに悩みつつそれぞれのリアリティを掘り下げた成果であり、結果的に現代にまで引き継がれる数々の表現語彙を生み出しました。
現代アートの原点とも言える80年代、関西発の類を見ない作品群は、困難ないまをよりよく生きるヒントを与えてくれるに違いありません。
主催 | 兵庫県立美術館、朝日新聞社 |
---|---|
助成 | 芸術文化振興基金、公益財団法人ポーラ美術振興財団 |
協賛 | 公益財団法人伊藤文化財団 |
特別協力 | 公益財団法人日本教育公務員弘済会 兵庫支部 |
当日 | 前売 | 団体 |
||
---|---|---|---|---|
一般 | 1,500円 | 1,300円 | 1,300円 | |
大学生 | 1,100円 | 900円 | 900円 | |
高校生以下 | 無料 | |||
70歳以上 | 750円 | - | 650円 | |
障がいのある方 一般 | 350円 | - | 300円 | |
障がいのある方 大学生 | 250円 | - | 200円 |
京阪神ニューウェーブ鼎談講師:山部泰司氏、福田新之助氏、杉山知子氏(出品作家)日時:6月26日[日] 15:00-16:30 終了しました *開場は30分前から 会場:当館ミュージアムホール 定員:120名(先着順・要観覧券・芸術の館友の会会員優先席あり) |
|
講演会「1980年代を語れるのか?」講師:島敦彦氏(国立国際美術館館長)日時:7月24日[日] 14:00-15:30 終了しました *開場は30分前から 会場:当館ミュージアムホール 定員:120名(先着順・要観覧券・芸術の館友の会会員優先席あり) |
|
テーマ・レクチャー①「アート・ナウと関西の80年代」7月9日[土] 終了しました②「インスタレーションを展示する」8月6日[土] 江上ゆか(当館学芸員) いずれも15:00-15:40 *開場は30分前から 会場:当館レクチャールーム 定員:50名(先着順) |
|
こどものイベントくわしくはこちら |