こうしょくいちだいおとこ好色一代男
- 浮世草子
- 場所: 播磨
概要
【作者】
西鶴
【成立年】
天和2年(1682)刊
【備考】
浮世草子の最初。
兵庫県との関係
巻一「けした所が恋のはじまり」に主人公世之介の父夢助の出身地が生野銀山の辺だと語られる。同「煩悩の垢かき」には兵庫の風呂屋者が出る。巻三「袖の海の肴売」に「(淀川の)なほ行末に神崎中町にしろど・白目などいへる遊女の出し所なり」とある(「神崎中町」は現在の神崎川河口をやや上がった北岸の地)。巻五「慾の世中に是は又」に播州室津の遊里について叙述される。
もっとくわしく知るために
『西鶴新新攷』 岩波書店 野間光辰
『好色一代男全注釈』 角川書店 前田金五郎
テキスト
日本古典文学大系『西鶴集上』 岩波書店
新編日本古典文学全集『井原西鶴集?』 小学館
対訳西鶴全集3 明治書院