しょくこきんしゅう続古今集
- 勅撰和歌集
概要
【作者】
後嵯峨院の下命によって藤原為家のほか、基家・家良・行家・光俊(真観)が撰集。
【成立年】
文永3年3月12日に終功の竟宴。
【備考】
集の名に現れているように、『古今集』と『新古今集』を意識した形をとっているが、老齢の為家と為家と距離をおく光俊(真観)との間に撰集方針に齟齬があったと言われている。
兵庫県との関係
春上に「芦の屋の灘」「明石潟」「絵島」、夏・雑中に「布引の滝」、羇旅に「生田の森」「野島が崎」、恋二に「芦の屋の灘」、恋五には「真野の浦」、雑中に「野中の清水」をよむ。
テキスト
新編国歌大観 巻一 勅撰集編 角川書店