常設展示

文学マップ 古典紹介

  1. TOP
  2. 常設展示
  3. 文学マップ
  4. 後撰集 (正式には「後撰和歌集」)

ごせんしゅう後撰集 (正式には「後撰和歌集」)

  • 勅撰和歌集

概要

【作者】
村上天皇の下命により、大中臣能宣(おおなかとみよしのぶ)、清原元輔(きよはらのもとすけ)、源順(みなもとのしたがう)、坂上望城(さかのうえのもちき)、紀時文(きのときふみ)の、いわゆる梨壺の五人が撰進した。

【成立年】
天歴5年(951)撰集開始。

【備考】
褻(け)の歌、すなわち私的な歌、特に恋の歌が中心になっている。宮廷女房社会の歌語りを多く取り入れていて、『大和物語』などと通じるものがある。

兵庫県との関係

秋下に「入佐の山」、雑一に「佐比江(さびえ)」、恋一に「生田の浦」が、恋三に「野中の清水」、恋四に「こりずまの浦」「野中の清水」が、恋六に「高砂の尾上の小松」「印南野(いなみの)」がよまれている。

もっとくわしく知るために

『古今和歌集以後』 笠間書院 片桐洋一

テキスト

和泉古典叢書 和泉書院 
新日本古典文学大系 岩波書店 

作品内容紹介

場所 作品名 巻号 作者
野中の清水 後撰集 恋三
野中の清水 後撰集 恋四
こりずまの浦 後撰集 恋四 紀貫之
こりずまの浦 後撰集 恋四
印南野 後撰集 恋六
高砂 後撰集 恋六 源庶明
佐比江 後撰集 雑一 壬生忠岑
生田の浦 後撰集 恋一
生田の浦 後撰集 恋一
入佐の山 後撰集 秋下 源宗于
ページの先頭へ