こきんしゅう古今集(正式には「古今和歌集」)
- 勅撰和歌集
概要
【作者】
醍醐天皇の下命により、紀貫之・紀友則・凡河内躬恒・壬生忠岑が撰進した。
【成立年】
延喜5年(905)4月に撰進。
【備考】
全二十巻。日本古典文学の規範として、その表現や美意識は明治初期まで大きな影響力を持っていた。
兵庫県との関係
羈旅に「明石の浦」「二見の浦(ふたみのうら)」が、恋四と恋五に「須磨の海人(すまのあま)」、雑上に「布引の滝」「高松の松」「高砂の尾上の松」「野中の清水」「淡路島」が、雑下に「須磨の浦」がよまれている。
もっとくわしく知るために
『古今和歌集全評釈』 講談社 片桐洋一
『古今和歌集の研究』 明治書院 片桐洋一
『古今和歌集以後』 笠間書院 片桐洋一
テキスト
全対訳日本古典新書 創英社
新潮日本古典集成 新潮社
新日本古典文学大系 岩波書店